祇園祭 2007

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7月に行われる京都八坂神社の祇園祭に行って来ました。祇園祭は7月の始めから末まで1ヶ月に渡り様々な行事が行われます。なかでも14日(宵々々山)、15日(宵々山)、16日(宵山)の宵山で祭り気分を盛り上げ、17日に行われる山鉾巡行が祇園祭のハイライトとなります。
今回は山や鉾をゆっくりと見学しようと思い16日(宵山)に行ってきましたが、あいにく夕方近くから雨が降り出し早々に引き上げることとなりました。それにしてもすごい人出でした。
祇園祭は歴史が古いだけに非常に奥の深い祭りということがわかりました。ぜひ、来年も見てみたい。

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四条通の東端に位置する重要文化財である八坂神社西楼門は現在保存修理工事中のため見ることが出来ません。境内の左側が本殿、右側が舞殿です。混雑はしていませんでした。
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舞殿には17日夜行われる神幸祭と1週間後の24日に行われる還幸祭で使われる3基の神輿が置かれている。
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各町で保存困難な山鉾10基が円山公園の一角にある山鉾館に保存されています。
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このように大きな通りの脇や細い道では真ん中にドンと宵山の3日間置かれています。夜になるとこの提灯に明かりが灯されお囃子とともに祭りムードが高まって行きます。
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八坂神社から四条通を歩いてくると最初に見る鉾がこの長刀鉾です。長刀鉾は「くじ取らず」で、古例により山鉾巡行の順番が決まっており、くじを引かない8基の山鉾のうちでも常に巡行の先頭を行く。そして巡行の当日、四条御幸町まで進行すると、暫く鉾を停めて祇園御旅所の前方両側から街路に張り渡されてある注連縄を切り払い神域との結界を解き放ち、山鉾は先へ進むことになります。この鉾は長刀の先端まで21.7メートル。棟までで7.6メートル。重量約12t。  
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わかりにくいですが鉾車の直径は2m近くあり、本体から前後に大きく張り出しています。 すべての山鉾が埒と呼ばれる柵で囲われています。鉾、曳き山の組立は荒縄を使った縄絡みと呼ばれる釘を1本も使わない方法で行われています。
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鉾には町会所・町家と呼ばれる所の2階から乗ることが出来ます。長刀鉾の場合は女人禁制です。ただし、有料(500円前後)。
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これは幕ではなく絨毯です。中国の玉取獅子の図。 この鉾の屋根だけに鯱が飾られる。お城とは逆に外向きに付いている。
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各山や鉾の隣ではテントが張られ、厄よけちまきやお守り、グッズが売られている。ここは西谷鉾。
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これは小さく人は乗れないが鉾の一つで「四条傘鉾」。
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このような名前、由来等が書かれた木札が立てられています。「芦刈山」 巡行時には上に芦を刈る老翁の人形が乗る。、幕も展示用ではないかと思います。
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町会所には巡行時の装飾品などが飾られています。 これは巡行時に山につけられる金の御幣。
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ちょうど「くじ改め」の練習をしているところでした。
くじ改めとは、くじ取り式で決定した順序で巡行しているかを確認する儀式で、四条境町の関所で大紋烏帽子に差袴帯刀で構える奉行役の京都市長に裃に身を包んだ山鉾町の人が、扇子を使って文箱の紐を解き、蓋を開けて奉行にくじを差し出します。奉行がくじ札を取り出し順番を読み上げて誤りのないことを確認すると山鉾は進むことが出来ます。
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えっ!これは獅子ではなくライオンです。 「山」は本来はかつぐものでしたが台車もしくは補助輪を付けて曳くことが多くなったそうです。


祇園祭の山鉾巡行では山鉾と言いますがここで、「山」と「鉾」の違いを。
祇園祭では現在は9基の鉾と23基の山がでます。そして9基の鉾のうち2基は前出の「四条傘鉾」のように人が乗れないものです。のこり7基は囃子舞台があり囃子方が祗園囃子を奏でていることです。そして屋根には「真木(しんぎ)」に支えられた「鉾頭(ほこがしら)」が取り付けられています。
山は造りも鉾に比べ小さくご神体の人形と松を立てています。車輪も小さく補助的に付けられたようになっています。ただし、ここにも例外があります。山と言われながら鉾と同じような造りになっているものが3基あります。岩戸山、北観音山、南観音山は鉾と同じく大車輪を持ち、祗園囃子を奏でています。そのため、「曳(ひ)山」と呼ばれますが、てっぺんには鉾頭ではなく、「松」を立てています。
南・北観音山を出す新町通りは江戸時代、三井や松坂屋という大きな商家があり経済力があったのですが、室町時代に「山を曳く町」と決まっていれば鉾には替えられないというきまりがあったので、そのため山でありながら鉾に近いものにしたのです。この南・北観音山と岩戸山の3つがそれにあたります。現在もその考えは継承されていますので鉾にかわることはないそうです。(TAKEさんのサイトを参考にさせて頂きました)

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これは船の形をした船鉾。鉾には背の高い鉾と傘鉾と船鉾の3種類があります。
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鉾車の大きさは他の6基の鉾と同じ大きさです。 ここの拝観料は700円です。
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岩戸山のミニチュアがありました。これは「山」ですが、これを見ただけでは鉾と見分けがつきません。 縄絡み等も忠実に再現されています。
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蟷螂山。カマキリが乗っています。カマキリと御所車が動くなど山鉾として唯一のカラクリが施されているものです。
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これが厄よけのちまきです。
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橋弁慶山の町会所。普通の住宅のようです。 ご神体の弁慶と牛若丸は二階に飾られています。
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薄暗くなって提灯に明かりが灯され始めました。が、雨がひどくなり傘の波で動きがとれなくなってきたため帰ることにしました。

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