宮口 六所神社2006


今年も9月8日から10日までの3日間、宮口・六所神社の祭典が盛大に行われました。今年は屋台 の前に飾られている出し物を照らす照明を電灯から随分前に使われていたカーバイトをまた使う屋 台が増え全部で3台(研精社、つ組、乃ぐ美)になりました。今回は、カーバイトによる照明と3種類ある屋台のかじ取り装置について ご紹介します。



各組の屋台
 
梔組(梔池) つ組(土取)
新興社(新屋) 研精社(町)
段組(段ノ下) あ組(洗沢)
井ぐ美(井泉田) 乃ぐ美(野口)
乃ぐ美(野口) 尚義団(大屋敷)


カーバイト

カーバイトは、以前はと言うより数十年前はお祭りの露店や屋台の前を明るく照らすものとして普通に使われていました。 その後、カーバイトに比べ格段に明るいバッテリーや発電機の普及とともに段々と見られなくなってしまい、今ではほと んど見ることが無くなってしまいましたが、あの暖かみのある炎と独特な臭いは本当に懐かしいものです。今の若い人たちは初めて 見るものだと思います。 カーバイトは、カーバイトと言う鉱石に水をかけた時に発生するアセチレンガスを燃料とするもので、簡単な構造は2段に なった缶を利用します。下の缶にカーバイト鉱石を入れ上の缶には水を入れます。水を下に少しづつ落とすとアセチレンガス が発生します。それから火口に火を点けるのです、炎は二又のノズルから交差するように灯ります。

 
駒寄の裏側に見える青色のタンクでアセチレンガスを発生させると思います。(つ組) この白い棒の先端が二股に分かれておりそこから出るアセチレンガスに点火します。(つ組)
これが棒の先端です。 このように出し物を照らすために火を灯します。(乃ぐ美)
かじ取り装置

宮口地区の屋台には3種類のかじ取り装置があります。 この地区で一般的なものは、前輪が小さく、この輪を屋台の前に付けられたかじ取り棒で向きを変えるラックアンドピニオン式です。 それからこの地区に2台だけある、名古屋型山車に見られる屋台の両側面に付けられた太さ15cmほどの丸太で向きを変える方式があります。 あと1つは、どういう訳か上の2つの方式を併せ持ったものが1台あります。

これが一番多い、前輪をラックとピニオンを介してかじ取り棒で操作するものです。 真ん中の棒がかじ取り棒、右側がブレーキ棒です。
これが名古屋型のかじ取り装置です。2本の白い棒は両方ともブレーキです。(尚義団)←間違いを訂正させていただきました。 名古屋型の山車(岩倉)
前後輪の大きさが同じですべて内側に付いています。大きく曲がるときは車体の中心にあるジャッキで 車体を上げ、人力で回転させます。(研精社、尚義団)
中にジャッキを操作する人が見えます。(研精社、尚義団)
車体の横のかじ取り用の丸太と前にはかじ取り棒が付いています。前輪は小さく、 中心には屋台を持ち上げるためのジャッキが付いています。このジャッキはUターンの時などに使うそうです。(乃ぐ美)